概要
斗宿の概要
斗宿は北方を守る霊獣玄武の亀の甲羅の前部に当たり、地位、推薦を意味します。
十二宮では「弓宮」に一足、「磨宮」に三足属しています。旺盛な知識と行動力を備えた「弓宮」、勤勉で不屈な忍耐力を備えた「磨宮」、この2つの宮の影響を受ける宿です。
七曜では「木」・木星と「土」・土星の影響を受けています。「木」は拡大と繁栄を象微し、自由な心を表します。「土」は厳格を象微し、自己研磨の精神を表します。
人体の中では左脇に当たります。
斗宿はインド名を「ウッタラシャーダ」といい、征服を意味します。
ギリシャ神話では、音楽や医学に秀でた教育者、ケイローンであり、古来より学問や知恵と深い関わりをもつ宿です。
斗宿生まれの人は、精神性がとても高く、未来をはっきりと嗅ぎ取れる霊感が備わっています。
名誉運と財運に恵まれた宿です。
斗宿の基本的性格
表向きは穏やかに見えるあなたは、内面はとても頑固で忍耐強い人。不思議なインスピレーションに長けていて神秘的なものが大好きです。人を引き付けるカリスマ性があり、粘り強く困難を乗り切っていくエネルギッシュな精神の持ち主です。そして、競争心と反発心が旺盛なので、自分の弱さを人には見せません。物事を掘り下げながら本質を見抜く緻密な思考力がありますが、上から目線でものを言うような、尊大な態度をとることもあります。また、目標を達成させるためなら手段を選ばず、打算的に人を動かすなど、情をいっさい廃した冷酷な決断を下すことも。その実際的な考えから、すべてのことを標準や規則に当てはめて片付けようとするところがあります。
斗宿の原典
法合愛鞍馬山林 愛祈祷祀結交賢良 多技能足錢財