概要
虚宿の概要
虚宿は北方を守る霊獣玄武の亀の甲羅に当たり、祭事、祈祷を意味し、インドでは財宝を表しています。
十二宮の中では「磨宮」に二足、「瓶宮」に二足属しています。冷静沈着で不屈の精神を備えた「磨宮」、論理的でエキセントリックな「瓶宮」この2つの宮の影響を受ける宿です。
七曜では「土」・土星の影響を受けています。「土」は厳格を象微し、自己研磨の精神を表します。
人体の中では腎臓に当たります。
虚宿生まれの人は、豊かな財運に恵まれ、社会的にも高い地位につく事ができます。
虚宿の基本的性格
ちょっと風変わりなあなたは、型にハマらない我が道を行く人。真面目で堅実ながらもオリジナリティーに富んだ発想ができるのが特徴です。複雑な感受性の持ち主なので、大きなロマンを抱きながらも、その夢と現実のギャップをいつも感じていて、なかなかストレートに行動に移すことができません。また、他人への無関心から、ちょっと冷淡に見られがちで、自ら孤独の中に入り込むニヒリストの傾向があるので、人に煩わされずに自分の世界に浸っているときが最も幸福な時間なのかもしれません。尊大な態度で強く自己主張することはありませんが、道理に合わないことを強引に正当化しようとする詭弁な言動が多く、考え方が理屈っぽいところがあるようです。
虚宿の原典
法合足穀多貯積 長命富勝蒙君王寵愛 又好饗祷神廟終多快楽 不合辛苦