六害宿について
凌犯期間について
凌犯期間とは、吉凶が逆転する期間のことです。
各月の1日(ついたち)が何曜日に当たるか、ということからその月の吉凶が逆転する期間(凌犯期間)が分かります。年運・月運・日運のように、各宿ごとに運の良し悪しが決まる訳ではなく、すべての宿に共通の期間のため注意が必要です。
吉凶が逆転するだけならまだよいのですが、凌犯期間では次に述べる“六害宿”の影響を受ける為、さらに注意が必要です。さらに各月ごとに期間の長さが異なるので、正確に求めるには少々複雑な手順が必要になります。
ですが、凌犯期間は毎月必ずあるというわけではなく、1日(ついたち)の曜日条件が合致しない月には凌犯期間は発生しません。
六害宿について
六害宿とは、各宿(自分の本命宿)から反時計回りに数えて
「1番目、4番目、10番目、13番目、16番目、20番目」
に位置するの6つの宿を指し、それぞれ以下のように呼ばれます。
- 図1:六害宿占星盤
- 命宿 (1番目)
- 意宿 (4番目)
- 事宿 (10番目)
- 克宿 (13番目)
- 聚宿 (16番目)
- 同宿 (20番目)
これら6つの宿は、上で説明した“凌犯期間”と重なった時のみ負の力を現し、吉凶逆転とは関係なく、災厄をもたらす大凶宿へと変わります。
凌犯期間の発生しない月には、同様に六害宿も存在しないことになります。
- 図2:凌犯期間例
図2の青い箇所は、ある月の昴宿の凌犯期間を示しています。注意すべきは、この凌犯期間中と6害宿が重なる日です。
図から、克宿、聚宿、同宿の3宿が含まれていることが分かります。
各宿の運勢カレンダーでもチェックできるので、凌犯期間では常に六害宿を意識しましょう。
その他の吉凶日
六害宿の他に、7曜と特定の宿が重なった時に発生する吉凶日があります。
「甘露日・金剛峯日・羅刹日」の3つの日で、それぞれ以下の運気となります。
- 甘露日 (大吉)
- 金剛峯日 (吉)
- 羅刹日 (凶)